1S3A6700鎌倉に「古都の秋、紅葉」をイメージして訪れる観光のお客さまは多いかと思います。秋真っ盛りの11月、鎌倉の紅葉は実は始まったばかりです。

紅葉は落葉植物の「冬じたく」。葉の中に含まれる緑色の成分「葉緑素」が温度が低くなって壊れ、低温にも強い黄色や赤の成分が目立って色の変化がおこるのだとか。でもやがてそれも冬に向かって根に養分をたくわえるため、葉に水分や栄養が行きとどかなくなって落葉していくのだそうです。

落葉樹は気温が低くなり、温度差が大きく、よく日が当たる場所から紅葉していくのだそうです。比較的暖かく、海からまっすぐで山陰のない鶴岡八幡宮の南向きの場所では、紅葉の進みもゆっくりです。



1S3A6706それでも全体の温度が低そうで日当たりのよい場所を探すと、鶴岡八幡宮の白幡神社や国宝館のあたりに黄色くなった銀杏の葉や茶色の桜やカエデの葉っぱなど、ちいさな「秋」を見つけることができます。この付近は比較的混雑も少なく、ひっそりとしています。



まっかが美しいモミジの紅葉は、鎌倉ではもっと秋が深まった・・・というより、初冬にちかい12月の10日前後と言われています。今年は天候が順調で農作物も豊作だとか。この調子でいくと山が深い地域、北鎌倉や二階堂などから紅葉が始まり、11月の終わりから12月の初めにかけて、鎌倉でも美しい時期を迎えそうです。